流山で、歴史のある町並みを歩いて、ランチやお茶も楽しみたい。そんな日に訪れたいのが、江戸川沿いの「流山本町」です。白みりんの文化、新選組ゆかりの史跡、古い建物を生かしたカフェが、流鉄流山線の流山駅・平和台駅周辺に集まっています。
初めてなら、流山駅から歩き始め、白みりんミュージアムを経て平和台駅へ抜ける回り方がおすすめ。町並み中心なら約2時間、展示見学と食事を組み合わせるなら4〜5時間を目安にすると計画しやすくなります。この記事では、地図と散策順、立ち寄り先の特徴、ランチ・カフェの選び方をまとめました。
4〜5時間で巡る半日コースの時刻入りガイドです。時刻・所要時間は計画上の目安。休館日・営業日・見学予約を確認してお出かけください。

おおたか流山本町って、何から見て回ればいいのかな?



まずは地図と見学時間をチェック。白みりんを知ってから歩くのも楽しそうだね。
流山本町はどこ?観光エリアと地図マップ
流山本町は、江戸川の舟運とみりん醸造で栄えた地域です。「流山本町江戸回廊」は、史跡や商家、蔵などを歩いて巡るエリアの呼び名。一つの建物や有料施設の名前ではありません。流山本町観光Webサイトで、町の背景も紹介されています。
流山おおたかの森駅前の商業エリアとは場所が異なります。歴史散策が目的なら、まず「流山駅」または「平和台駅」を行き先に。利根運河など、市内のほかの観光地を一緒に回る場合は、移動時間を別に確保しましょう。
地図は、散策の出発点にする流鉄流山線・流山駅(千葉県流山市流山1丁目264番地)を示しています。
町全体の位置関係は、流山市観光協会の「江戸回廊マップ」が便利です。流山駅などでの配布も案内されており、ページからPDFを開けます。
| 歩く範囲 | 主な立ち寄り先 |
|---|---|
| 流山駅周辺〜北側 | 近藤勇陣屋跡、浅間神社、江戸屋うなぎ店、tronc、蔵ごころ |
| 町の中央 | 流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム、古舎カフェ灯環、白みりんミュージアム |
| 平和台駅寄りの南側 | 一茶双樹記念館、赤城神社 |
流山本町の観光は何時間?2時間・半日のモデルコース
以下は、公式地図と各施設の利用案内をもとに組んだ編集部の散策案です。所要時間は実際に歩いて測った値ではなく、見学・食事・移動を含む計画上の目安。混雑や歩く速さ、予約時間に合わせて調整してください。
約2時間|町並みと無料で立ち寄れる場所を巡る
流山駅 → 近藤勇陣屋跡 → 流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム → 本町通りの町並み → 白みりんミュージアムの無料エリア・売店 → 平和台駅
長い食事休憩を取らず、初めての流山本町をひと通り歩くプランです。万華鏡ギャラリーは10時開館なので、午前なら10時以降のスタートが組みやすくなります。カフェでゆっくり過ごしたいときは、見学先を減らすか、滞在時間を延ばしましょう。
白みりんミュージアムの有料展示や調理体験は、この2時間案には含めていません。無料エリアは予約不要で観覧できるため、町歩きの途中にも立ち寄れます。無料・有料エリアの公式案内
4〜5時間|展示・ランチ・庭園を楽しむ半日コース
| 時刻の目安 | 過ごし方 |
|---|---|
| 10:00 | 流山駅を出発。近藤勇陣屋跡と周辺の町並みへ |
| 10:30ごろ | 万華鏡ギャラリーを見学 |
| 11:15ごろ〜 | ランチ。灯環など、行きたい店の営業日と受付条件に合わせる |
| 13:00 | 予約した白みりんミュージアムの有料展示を見学 |
| 14:00ごろ〜 | 一茶双樹記念館へ。庭園や縁側カフェでひと休み |
| 15:00ごろ | 余裕があれば赤城神社へ立ち寄り、平和台駅から帰路へ |
白みりんミュージアムの展示見学は、公式案内では45〜50分。13時の枠を使うと、午前の散策とランチを組み合わせやすくなります。調理を楽しむ「みりん体験」も追加するなら、こちらも45〜50分かかるため、午後の訪問先を減らして調整しましょう。見学・体験の所要時間
半日コースは、先にミュージアムの見学枠と食事の予定を決めるのがポイント。上の時刻は予約を確保した行程ではありません。
うなぎの江戸屋やカフェのtroncを主目的にする日は、北側の滞在を長めに取る組み方もできます。troncは13時からの営業なので、午前の休憩先には入れず、午後のカフェとして予定しましょう。
流山本町で立ち寄りたい観光スポット
流山市白みりんミュージアム|町の歴史を「みりん」から知る


流山本町の散策で、「どうしてこの町に蔵や古い商家が残っているの?」という疑問を深められる場所です。白みりんの歴史や製造について、展示やバーチャル工場見学などで学べます。実際の工場に入る見学とは異なります。白みりんミュージアム公式サイト
| 項目 | 利用案内 |
|---|---|
| 所在地 | 流山市流山3-358-1 |
| 開館 | 9:00〜17:00 |
| 休館 | 月曜(祝日は開館し、翌火曜休館)、12月29日〜1月3日 |
| 有料展示 | 一般・大学生300円、小学生〜高校生150円(税込) |
| みりん体験 | 550円(税込)。小学生以上が参加可能。子どもだけの参加は小学5年生以上 |
| 予約 | 有料展示は時間枠・人数制限あり。当日券は予約に空きがある場合のみ |
有料展示の開始枠は9:30、10:30、13:00、14:00、15:00。開館中ならいつでも入れる方式ではないので、料金・予約枠・当日券の公式案内を確認してから行程を決めてください。
流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム|蔵の中で光と色を楽しむ


黒漆喰の土蔵造りの建物を生かした、万華鏡の展示・販売施設です。流山市在住の万華鏡作家・中里保子さんをはじめ、国内外の作家の作品を紹介しています。町並みの外観だけでなく、建物の中にも立ち寄りたい人に向く場所です。
開館は10:00〜17:00、月曜休館(祝日は翌日)で、観覧無料。催しによって別料金がかかる場合があります。流山駅から徒歩5分です。作品・利用案内/公式アクセス
近藤勇陣屋跡|新選組ゆかりの場所を訪ねる


流山駅から徒歩3分、流山市流山2丁目109-9にある史跡です。新選組の近藤勇が本陣を置いた場所として知られています。
ここで見ておきたいのは、当時の本陣の建物そのものは現存していないこと。土蔵と跡地の案内を手がかりに歴史をたどる場所で、現存する蔵を「近藤勇が滞在した建物」と取り違えないようにしましょう。近藤勇陣屋跡の公式観光案内
一茶双樹記念館|庭を眺めて、散策のペースを緩める


俳人・小林一茶と、みりん醸造に携わった秋元家の双樹との交流にちなんだ記念館です。庭園と建物を見て回るほか、縁側カフェでお茶を楽しむ過ごし方もできます。一茶双樹記念館公式サイト
所在地は流山市流山6-670-1、平和台駅から徒歩8分です。記念館へのアクセス
入館無料で、開館は9:00〜17:00(入館16:30まで)。月曜(祝日は翌日)と年末年始が休館です。記念館の利用案内と、カフェの営業時間は分けて確認しましょう。
縁側カフェは10:00〜16:00、ラストオーダー15:30。抹茶や白玉ぜんざいなどが案内されています。館内を見てから休むなら、注文できる時間に間に合うように。縁側カフェのメニュー・営業時間
赤城神社・浅間神社|時間に合わせて選ぶ二つの寄り道
南側まで歩くなら、流山市流山6丁目649の赤城神社へ。小高い場所に鎮座し、大しめ縄と、流山の地名にまつわる伝説が知られています。「山が流れ着いた」という話は地名の伝説として楽しみましょう。平和台駅からは徒歩約9分です。赤城神社の公式観光案内


北側の町並みを歩くなら、流山市流山1丁目153の浅間神社も候補。本殿の裏に、富士山に見立てて造られた富士塚があります。段差のある場所を歩きたくない日には、登ることを行程の必須条件にせず、境内や周辺の散策にとどめる選び方もあります。浅間神社・富士塚の公式観光案内


流山本町のランチ・カフェは、食べたいものと場所で選ぶ
観光の途中に食事を入れるなら、名物の白みりんを使った料理や甘味、うなぎ、蔵や納屋を生かした店などから選べます。ここでは、散策と組み合わせやすい候補を紹介します。味の評価や実食レポートではありません。
古舎カフェ灯環|みりんスイーツや糀を使ったランチ
旧米店の倉庫を改装したカフェで、流山特産のみりんを使うスイーツや、地元食材・糀を使うランチを提供しています。現在の所在地は流山市流山3-349-2。「蔵のカフェ+ギャラリー灯環」という旧店名の記事を見る場合は、住所も確かめてください。
10:30〜16:30(L.O.16:00)、月・火曜休みで祝日も休業。予約優先で、未就学児の入店は遠慮するよう案内されています。大人同士の食事やカフェの候補として検討しやすい店です。古舎カフェ灯環の公式案内
tronc|北側散策のあと、午後の喫茶に
「ましや呉服店」の納屋を改装した小さな喫茶店です。所在地は流山市加6-1300、公式の営業時間は13:00〜20:00、水・木曜休み。午前中から回る日は、午後に戻るか、北側を後半に回すプランにすると組み込めます。troncの店舗案内
店内飲食は予約優先で、1組3名まで、子どもは小学生から。予約ありは1時間30分、予約なしは1時間の利用案内です。なお、テイクアウトでは未就学児も一緒に入店できるとされています。troncの予約・利用条件
江戸屋うなぎ店|うなぎを目当てに歩く日に
流山市加6丁目1329にあるうなぎ専門店。公式では、蒸さずに備長炭で焼く「地焼き」を紹介しています。うなぎを主役にする日は、北側の散策と昼食を先に組むと動きやすくなります。
昼は11:00〜14:30(L.O.14:00)、夜は16:30〜20:00(L.O.19:30)。水曜と隔週火曜が休みです。予約は通常2週間前からですが、繁忙期には席の予約を受けない期間があるため、江戸屋うなぎ店の営業カレンダー・予約案内を確認してください。
Cafe & Bal 蔵ごころ|文化財の蔵でランチを
国登録有形文化財「笹屋土蔵」を改装した店で、所在地は流山市流山1-155-1。浅間神社周辺の散策と組み合わせる候補です。
ランチは11:00〜15:00(L.O.14:30)、月・木曜休み。ディナーもありますが、昼と休業日が異なります。料理の内容は季節により変わるため、過去の季節限定メニューを目当てにする場合は提供状況を確かめましょう。蔵ごころの公式メニュー・営業案内
うどんを食べたいなら「竜禅」も確認
2026年6月版の江戸回廊マップでは、流山市加6-1325-1の「竜禅(りんぜん)」が、白みりんを使っただしの自家製うどんの店として紹介されています。北側の本町通りを歩く日に検討できます。観光協会の江戸回廊マップ
営業日時は掲載媒体によって違いがあるため、ここでは固定せず、市が案内する店舗情報からたどれる竜禅の公式Instagramや電話(04-7196-7039)で、訪問日の営業を確認してください。



同じ町歩きでも、お店によって子どもの年齢や人数の条件が違うんだね。
白みりんのお土産・スイーツを楽しむ
白みりんミュージアム内の「ながれやまぐるり」は、お土産を探す立ち寄り先です。白みりんや関連商品を扱い、館内では白みりんソフトクリームも案内されています。ながれやまぐるりの公式案内/ソフトクリームなどの飲食案内
店をいくつも巡るより、一か所で選びたい日はミュージアムの売店を行程に。町のカフェも楽しみたい日は、ランチと甘味を別の店にするなど、食事量に合わせて組み合わせましょう。商品の販売状況や提供メニューは、訪問日に確認してください。
夕方の切り絵行灯と、ナイトマルシェの違い


流山本町では、店先や家の前にある切り絵行灯も見どころです。一つずつ異なる切り絵には、その家や店の歴史、住民の思いが込められています。昼は絵柄を見つけながら、夕方は灯りと町並みを合わせて眺める楽しみ方ができます。切り絵行灯の紹介
行灯は一般の住宅の前にもあります。敷地へ立ち入らず、むやみに触れたり、通行や生活の妨げになったりしないように楽しんでください。行灯巡りの楽しみ方・注意事項
「流山本町ナイトマルシェ」は、常設の夜市ではなく、開催日が決まったイベントです。たとえば2026年10月3日の白みりんミュージアム会場は15:00〜20:00の開催案内で、この日程は終了しています。2026年10月3日の主催者告知
夜散歩の予定にマルシェを含めるなら、主催施設のイベント一覧で訪問日の開催情報を確認しましょう。切り絵行灯の散策と、屋台の出るイベントを同じものとして予定しないのがポイントです。
アクセス|流山駅・平和台駅への行き方と駐車場
電車なら、常磐線・武蔵野線から流鉄へ
JR常磐線各駅停車の馬橋駅で流鉄流山線に乗り換え、流山駅または平和台駅へ。JR新松戸駅からは、徒歩で流鉄の幸谷駅へ乗り換える方法もあります。流山本町の公式アクセス案内
北側から散策するなら終点の流山駅、白みりんミュージアムを最初に訪ねるなら平和台駅が選択肢です。ミュージアムは平和台駅から徒歩約5分と案内されています。
流鉄ではSuica・PASMOなどの交通系ICカードを利用できません。乗り換え前に、きっぷを購入する準備をしておきましょう。流山市の流鉄案内
つくばエクスプレス沿線から行く場合
南流山駅や流山おおたかの森駅からは、バスを組み合わせる方法があります。白みりんミュージアムの公式アクセス案内では、南流山駅北口から「流山一丁目」「小学校入口」、流山おおたかの森駅西口から「流山市役所入口」「流山駅」への経路を紹介しています。行きたい施設に合わせて降りる停留所を選び、当日の時刻表を確かめてください。
歩くこと自体を楽しむなら、流山セントラルパーク駅からのルートもあります。TX公式の流山歴史めぐりコースでは、最初の立ち寄り先「あかり館@雑貨konocono」まで徒歩約25分。こちらは本町に着くまでの徒歩移動も加わるため、短時間の観光とは分けて計画するとよさそうです。
車なら、町歩きに使う駐車場を先に決める
市は「流山本町北第1・第2駐車場」と提携店舗を案内しています。指定の駐車場に停めて提携店を利用すると駐車料金の一部割引を受けられますが、条件は店舗ごとに異なります。指定駐車場・提携店舗の案内
料金や最大料金は現地の表示を確認し、飲食店の専用駐車場を散策全体のために使えるとは考えず、利用条件を確かめましょう。車で行く場合は、片道散策の終点から駐車場へ戻る時間も確保してください。
出かける前に確認したいこと|休館日・子連れ・雨の日
月曜日でも観光できる?
町並みを歩くことはできますが、白みりんミュージアム、一茶双樹記念館、万華鏡ギャラリーはいずれも月曜休館が基本です。祝日の場合は翌日が休館になるため、連休明けの火曜日にも注意してください。
展示もカフェも楽しみたい日は、「行きたい施設の休館日」と「食事をする店の定休日」を両方確認。施設が開いていても、店は別の曜日に休むことがあります。
子連れで回るなら?
短い散策と屋内の見学を組み合わせ、食事先の利用条件を先に確認するのがおすすめです。灯環は未就学児の入店不可、troncの店内飲食は小学生から・1組3名までなので、家族構成によって別の店を選ぶ必要があります。
万華鏡ギャラリーでは、子どもが触れられない作品と、子ども向けのコーナーが区別されています。白みりんの調理体験には対象学年などの条件もあるため、「展示を見る」「体験に参加する」を分けて予定しましょう。
雨の日や、あまり歩きたくない日は?
屋内の展示を中心にし、平和台駅と白みりんミュージアム、または流山駅と万華鏡ギャラリー周辺など、範囲を小さくすると回りやすくなります。施設同士の移動は屋外なので、雨の日まで同じ長いコースを歩く必要はありません。
庭園、神社、富士塚には段差や足元に注意したい場所もあります。ベビーカーや車いすで利用する場合は、建物ごとの入口・通路・設備を施設へ確認し、段差のある寄り道は無理に組み込まないようにしてください。
最初の一日を決めるなら
初めての流山本町なら、「万華鏡を見て、昼を食べ、白みりんを知る」を基本に、時間があれば一茶双樹記念館へ。歴史が気になる人は近藤勇陣屋跡、甘いものが目当ての人は午後の喫茶を長めに取るなど、好きな一か所を中心に組むと歩き方が決まります。
歴史を解説付きで知りたい場合は、流山市の観光ガイド案内も参考になります。NPO法人流山史跡ガイドの会は、事前連絡で1人から対応する旨が案内されています。



次は、気になったお店を目当てにもう一度歩いてもいいね!



行きたい場所の開館日をそろえて、流山本町の一日を組んでみてね。





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